JR東日本水戸支社は13日、東日本大震災で被災し運休している常磐線原ノ町(南相馬市)―相馬(相馬市)の復旧に向けて、福島県南相馬市原町区の原ノ町運輸区に車両を搬入し組み立て作業を始めた。
震災当時に原ノ町駅構内に停車していた車両は、周辺に点検設備がなく使用できない状態。JRは、郡山市の総合車両センターから車両6台を陸送した。
作業員30人が、2台のクレーンで車体を1台ずつつり上げ、線路上に置いた台車に載せた。組み立ては15日も行われ、2両編成の列車3本となる。原ノ町―相馬間は今月下旬再開の見込みだが、運転ダイヤや本数などは未定。
常磐線は、相馬―亘理(宮城県亘理町)が津波による線路の流出、広野(福島県広野町)―原ノ町が福島第1原発事故による警戒区域に指定され、いずれも復旧のめどは立っていない。
年内中に常磐線の走る姿を見ることができそうです。
焦らず。急がす。少しずつ。
ソース元:河北新報社